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交通マニア道 WEB版①

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2022.05.11

前橋市交通情報発信誌「mooove!」創刊号では、様々な公共交通マニアに愛を語ってもらう「交通マニア道」というコーナーがあります。
今回このコーナーに寄稿して頂いたのは上毛電鉄友の会の塩島翔さんです。紙面ではブルートレインについて語っていた塩島さんから、上毛電鉄をはじめとする公共交通についてもコメントを頂きました。

(↑ブルートレイン北陸号の記念プレートと号車札)

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「上毛電鉄友の会と私」

上毛電鉄友の会は2010年5月に創立しました。約10年の活動を経て、上電パウンドケーキの作成、駅清掃ボランティアの実施、SUPER BELL’Zや南田祐介ホリプロマネージャーなどのアーティストの方々を大胡車庫でのイベントに出演依頼するなど、上毛電鉄のサポートをしています。

上電は大都市ではないため、数分おきに電車が来ることはありません。しかし、30分ごとに電車がやってくるため、時刻表を見なくても気軽に利用ができます。
また、自転車が載せられることも、上毛電鉄の魅力です。鉄道や路線バスを乗り継いでいくだけでなく、サイクリングをすることで駅からの行動範囲も広がります。また、夕立・豪雨が降ったときや、空っ風が強いとき、自転車を電車に乗せて家に帰ることができる点は、群馬の風土にあった使い方といえるでしょう。

自家用車があると、公共交通はなくてもいいと考えがちになってしまいます。確かに、自家用車は、自分の都合の良い時間にでかけることができ、自分の行きたいところへ行くことができる、大変便利な乗り物です。しかし、その一方、都市部では駐車場が少なかったり、駐車場代そのものが高かったりする問題、飲酒運転、運転代行の費用が高いなどのデメリットもあります。
したがって、自家用車とバス・電車・タクシーを使い分けて生活する環境にあることで、それぞれの乗り物のメリットを生かして、生活することができます。

コロナ禍で外出がはばかれる時勢ですが、少しずつコロナ前の生活を送るようになってきて、友人たちなどと会食を設ける機会も戻ってきました。

前橋のまちなかも、いまだシャッター商店街の趣はありますが、新しい店もできました。地方都市だからこそ、自家用車とバス・電車をうまく組み合わせて使うことで、鉄道やバスで行った方が駐車場を探す手間が減ったり、お酒を飲んで帰ったりして、まちなかを散策することもでき、中心商店街周辺などの繁華街の活性化が進んでいくことができます。

バス・電車の利用促進のためには、高頻度の運転本数、早朝から深夜までにバス・電車が運転されていることが、必須です。ただ、東京の山手線のように5分間隔で運転されている必要はなく、それぞれの路線が30分間隔で運転されていることが理想的だと考えます。しかし、普段使っていると、30分間隔で運転される路線では運転本数が足りないと感じてしまいます。

そこで、日常的にバスや電車を使う学生にも、電車の待ち時間を快適に過ごしてもらうことが大切です。待合室にて机を設置するなど、自習ができる環境の整備をすることで、少し長く感じるバス・電車の待ち時間有効的に使ってもらい、待ち時間の長さによるストレスを軽減させることができます。

仕事とは関係なく、公共交通とまちづくりに関する講演に興味があり、いろいろな会に参加してきました。

福井県でのセミナーでは、福井鉄道・えちぜん鉄道の乗り入れ、LRT車両導入、大規模なパーク&ライド施設(無料駐車場)などによる利用者増加、鉄道事故によって1年以上、鉄道が走らないことによっておきた福井市の交通渋滞の実態などを、フォーラムや現地踏査などをして知り、車社会福井県でも雪害による代替の交通手段だけとしてだけではなく、車社会のなかの鉄道バスなどの必要性について知ることができました。
また、高校生が遠距離でも自宅から学校へ通う事ができる通学環境があれば、住民流出が起きづらいことなども学びました。

近年、宇都宮のLRT低床路面電車の開業、茨城県のひたちなか海浜鉄道がひたちなか海浜公園へ延伸開業するなど、北関東で新規鉄道路線の開業の予定があります。

セミナーで学んだことを活かし、上毛電鉄友の会だけでなく、のりのり学会・交通からまちづくりを考える会 前橋、2015年からの生活交通を考える会・わたらせ渓谷鐵道市民協議会などといった、バスや電車だけでなく、次世代の交通環境を考える市民団体と協力しながら、車社会群馬での多様性のあるバス・鉄道などの公共交通環境づくりが展開できたらと思います。

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普段何気なく存在する公共交通も色んな人の想いや取り組みから成り立っています。これからも前橋交通ポータルではそんな愛にあふれるマニアの方を応援していきます。
塩島さん、ご寄稿頂きありがとうございました!
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塩島さんの紙面はこちらからご覧ください

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