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公共交通レポート ~バス案内所~

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2022.06.24

前橋駅にあるバス案内所をご存じですか?
前橋駅構内のお土産屋さん「ヴェントまえばし」の一角に存在するこの有人バス案内所、実はバスの利用者にとってすごく便利な施設なんです。今回は、その知る人ぞ知るバス案内所の魅力についてご紹介しちゃいます。

【駅構内のアクセス】
まずはバス案内所への行き方からご紹介します。
今回は前橋駅北口からスタートしてみました。(南口、北口どちらからでもアクセスできます)

駅構内へ入って右奥に見えるのが「ヴェント前橋」です。

ヴェント前橋の右側(北口側)の入り口へ進みます。

入り口をくぐって正面奥に進みます。

最奥にあるのがバス案内所です。

【バス案内所の概要、利用案内】
バス案内所ではバスの乗車に関する案内や定期券の購入など、年齢を問わず多くの方が訪れます。(特に4月は1人で2~3人を同時対応するほど忙しい時期もあるとのこと…!)
では具体的にどんなことをしているのか?バス案内所でできることを3つの項目にまとめてみました。

1:運行時刻・乗り場案内
「バス案内所」は名前の通り、乗車時刻や乗り場、運行情報など、バスについての総合案内所です。このバスっていつ来るの?どこから乗ればいい?行きたいところに行ってくれる?そんなお悩みをばっちり解決してくれます。

2:交通系ICカードの販売
バス・電車の運賃支払いやお買い物に利用できる交通系ICカード(以下ICカード)が購入可能です。
ICカードとはSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)、nolbé(ノルベ)といったカードのことです。
ICカードに現金をチャージしておけば、乗り降りの際にカードリーダーにタッチするだけで自動的に運賃の支払いが完了します。タッチするときはパスケースやお財布に入れたままでも反応するので、スムーズに乗り降りすることが可能になります。
ほかにも、ICカードを使えば、JR東日本とバスの通勤・通学定期券を1枚にまとめることができるようになったり、コンビニなどの身近なお店でタッチするだけで気軽にお買い物ができたりと、便利なことがたくさんあります。

・どこで買える?
各交通系ICカードの購入場所についてまとめてみました。

Suica:JR東日本駅構内 多機能券売機、緑の窓口
PASMO:関越交通各営業所、首都圏のPASMO券売機や窓口
nolbé:前橋駅バス案内所、高崎駅バス案内所、各バス会社の定期券発行窓口

現金を取り出さなくてもいいスムーズな乗り降りが実現したことでとってもスマートになりましたね。バス案内所では「PASMO(パスモ)」と地域連携ICカード「nolbé(ノルベ)」を取り扱っています。この新登場のnolbéは、なんと群馬県でしか手に入りません!群馬県民の方はこの機会に是非バス案内所へ足を運んでいただき、購入してみてはいかがでしょうか!?

3:定期券の購入やバスカードの払い戻し
バス会社に行かなくても、定期券等を購入可能です。紙の定期券はもちろん、「IC定期券※」も取り扱っています。ほかにも、バスカードの払い戻しもできるなど「とにかくバス関係で悩んだらここ」というサービスがそろっています。


(nolbéの説明を受ける取材班)

※「IC定期券」の購入先
PASMO定期券:前橋駅バス案内所、関越交通各営業所(PASMOだけでなく、nolbéやSuicaでも購入できます)ただしPASMO定期券が使えるのは関越交通の路線のみ。
nolbé定期券:nolbéカード販売所と同じ。ただしnolbé定期券が使えるのはnolbé導入事業者の路線のみ。

※バス案内所での定期券の発売は平日・土日祝とも営業終了時刻の30分前までです。
※詳しくは各バス事業者へお問い合わせ下さい


(nolbéの実物)

バス案内所をより身近に感じてもらうために働くスタッフの皆様からコメントを頂きました!

Mさん
業務を始めて何より驚いたことは、自動車社会といわれるこの群馬県でもバスを利用する方が想像以上にいらっしゃったことです。公共交通機関の発達している他の県と比べると少ないかもしれませんが、その中でもご利用してくださるお客様には快適にお過ごしいただきたいと思います。交通系ICカードの導入がその一助となり、さらにたくさんのお客様とお話しできることを楽しみにしています。

Nさん
バスは普段生活を支えていただいている身近な存在です。今回案内所で働かせていただいた事で、よりバスが身近に感じられました。進学や就職など新しい新生活にワクワクな方や、お出かけ前に案内所へいらっしゃる皆様の、朗らかな笑顔や優しい声かけにいつも元気づけられます。そんな皆様の暮らしやバスを、微力でも支えることができているといいなと感じています。

Tさん
私はバス案内所に勤めて、沢山のお客様と接していく中で、やりがいを感じる一方、前橋のバスの本数や、走行地域などに課題があることも分かりました。バスカードの廃止と交通系ICカードの導入があり、高齢者にはまだ交通系ICカードの普及ができていないとも感じました。今後、交通系ICカードが更に促進され、前橋の交通の軸となることを願っています。

Fさん
私は普段からバスを利用していく中で交通系ICカードが使えないことに少々疑問を持っていましたが、この3月から市内全路線において利用が可能になり、嬉しく思います。今回交通系ICカードの販売業務に携わる中で、生活に身近なものの一部として関われてやりがいを感じます。またお客様から「交通系ICカードが使えるようになって便利になった」と仰っていただく機会があり、お客様の笑顔を見るたびに私も日々元気づけられています。


(撮影日に勤務されていたFさん)

スタッフのみなさん、素敵なお話をありがとうございます。
バス案内所は単なる案内所にとどまらず、利用者とスタッフの笑顔あふれるコミュニケーションの場となっていることがわかりました。
また、ICカードによって公共交通が便利で快適になる一方で「高齢者への普及などの課題が見えてきた」と、これからの公共交通を見据えてお話していたのが印象的でした。
みなさんもバス関係でなにかお困りの際は、ぜひ素敵なスタッフの方々がいるバス案内所を訪ねてみてください!

【基本情報】
住所 前橋駅構内「ヴェントまえばし」内
営業時間 平日:9時00分から18時30分まで/土・日・祝日:9時00分から17時30分まで
休業日 12月31日~1月3日目途


(バス案内所のスタッフの方々)

今回のICカード導入のように公共交通が変化してきている今、便利になる一方で、新しい制度がよく分からないという方もいます。そうした方にも分かりやすく説明し、私たちの案内を通じて、より多くの方に便利で快適な公共交通をお届けしたいと思っています。
(撮影の際にスタッフの皆さんから頂いたコメント)

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