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2022.04.01
■市民が行く。とは
市民2人が、公共交通を使って前橋市内を1日ツアー。mooove!編集長の近藤さんと学生スタッフの辰川さんが、お互いの「移動と生活」を体験して新しい世界を発見します。世代の離れた2人にとって、公共交通はどう見えるのでしょうか?
辰川さんと近藤さんは生活スタイルも職業も異なる2人。辰川さんは共愛学園前橋国際大学の学生で、通学やお出かけはマイカー移動がほとんど。近藤さんは編集のお仕事をしていて趣味は写真。こちらも移動手段はほぼマイカーとのこと。紙面では、お互いの生活シーンを公共交通のみで移動した様々な発見をお伝えしました。
ここでは取材当日の様子をレポートします!
■中央前橋駅からバスに乗車
中央前橋駅に集合した2人はMaeMaaSサービスを使って経路を検索。事前にMaeMaaSについて勉強してきた辰川さんがサクッと検索すると、近藤さんも負けじとスマホで復習。「プライベートでも使ってみたい」とその便利さに驚いていました。初めて朝のバスに乗車した2人は「街を眺めながらボーッと出来るのが良い」「乗り心地も快適」と楽しそうに語っていました。車内には様々な乗客の方が乗っており、それぞれの生活が今日も始まるのかと思いながら、私たちも頑張るぞといった気持ちで1日がスタートしました。
■駒形駅から共愛学園前橋国際大学へ
駅から大学までは徒歩で向かいました。歩いている間にもパン屋やカフェなど新しい発見があり、歩いて見渡すことの面白さを感じました。自動車では通り過ぎてしまう日常のなかにもまだまだ知らない景色があるのですね。
辰川さんの通う共愛学園前橋国際大学は新校舎も魅力的。間仕切りの少ない拓けた環境で学べる学生さんたちの前向きな表情が素敵でした。辰川さんが授業を受けている間にいただいた学食も抜群に美味しい。大人になってからいただく学食って、なぜあんなにも魅力的なのでしょうか…。
■前橋駅でシェアサイクル「cogbe」をレンタル
前橋駅前のポートで「cogbe」をレンタルして街中へ移動。全車両電動アシスト付きなのがとても嬉しいポイント。ひと漕ぎで「スイ~ッ!」と進み、その快適さにはビックリしました。アプリでポートの場所や貸し出し可能台数などを事前確認できるので、「ポートに来たけど自転車がない…。」ということがないのも安心です。
近藤さんは初めての電動アシスト自転車。慣れるまで少しヨロヨロとしていましたが、感覚を掴むと誰よりもスイスイと進み、楽しそうな姿が印象的でした。体力に自信がない方こそ「cogbe」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
■広瀬川沿いで夕食を
「cogbe」で広瀬川沿いを散策し、近藤さんオススメのお店へ。
前橋文学館の1階にある喫茶店「広瀬川 バル 風河 − FUGUE −」さんで軽食を楽しみながらスタッフ一同は休憩に。お店の方のやわらかい人柄と川の音に癒されつつ、デマンドバス予約を行いました。暖かくなったらテラス席で休憩するのも気持ち良さそう。料理も丁寧なこだわりが詰まっていて本当に美味しかったです。ごちそうさまでした。
■上毛電鉄に揺られて大胡駅へ
中央前橋駅から上毛電鉄に乗車して大胡駅に向かいます。乗車してきた高校生たちの楽しそうな様子を懐かしみつつ、電車の心地よい揺れとあたたかさ、お腹も満たされた一同は静かにおやすみタイムへ…。目的地に近づくと目がさめるのは人間の不思議なパワーですよね。大胡駅でしっかりと降りてデマンドバス乗り場へ。大きな車両で迎えられた近藤さんはきっとVIPな気持ちで帰路についたことでしょう。
■移動手段はひとつじゃなくても良い
今回の取材を通して感じたことは、私たちが移動できる当たり前の生活は、公共交通に関わる沢山の人たちによって支えられているということ。そして普段何気なく過ごしている街のなかにも、まだまだ知らないことが溢れているということです。公共交通で移動することで、自分自身の視界がゆっくりと広くなるような感覚がありました。
皆さんの生活のまわりにはどんな公共交通があるでしょうか。いつもと少し違った移動手段にチャレンジしてみると、新しい価値を見つけることが出来るかもしれません。