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市内バスドライバー市長表彰✨

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2025.01.31

1月31日に、市内路線を運行している永井運輸のバスドライバーが市長表彰を受けました✨

 

さかのぼること約2か月前。

寒くなってきたある日の夜の市内某路線バス車内に、仕事から自宅に帰る利用者で満席の中、1歳に満たない赤ちゃんを連れたお母さんが乗車します。

走り出して10分ほどすると赤ちゃんがぐずりだしてしまい、最終的には大泣きに。
静かな車内に響き渡る大きな鳴き声に肩身の狭くなったお母さんは、途中で下車しようとします。

停車ボタンを押し、他の利用者に「どうもすみませんでした」と頭を下げながら降りようとしたお母さんに、ドライバーが一言。

「お客さん、ここで降りるはずじゃないんでしょ?どこまで行く予定ですか?」と。

お母さんが口にした行先は、
降りようとしたバス停からは徒歩にして1時間以上かかる場所。
そんなところで降りても、きっと寒く、ひとりぼっちのような気持ちになって辛かったことでしょう。

「子どもが・・・」

「気にしなくて大丈夫ですよ!
そのまま乗っていてください。」

そういってその親子を乗せたままバスを出したドライバーはマイクを片手に、「赤ちゃんがちょっとご機嫌ななめですが、どうかあたたかい気持ちでお願いします。赤ちゃんだもの、泣いても仕方ないよね~」と車内アナウンスまで。

その言葉に、車内も一気に赤ちゃんをあやすモードになり、
赤ちゃんとお母さんは無事に目的地までバスで辿り着くことができました。

 

 

このお母さんが後日、「ドライバーさんにお礼を伝えたいけど、どこに連絡していいか・・・」と市役所に連絡をしたことでこのストーリーが前橋市長の耳に入り、今回の表彰に至りました。

ドライバーによるとこのような出来事はよくあることで、「業務上、当たり前のことをしたまで」ということですが、声をあげる一人目になるのは勇気のいること。
また、お母さんにとっても、小さい赤ちゃんを連れて夜間にバスに乗ることは少し心細いことだったかもしれません。

 

様々な人が利用するバス、公共交通。
もし車内で困っている人がいたらお互いに助け合えるような、そんなやさしい乗り物であってほしいと思います🎈

 

みなさんもバスや鉄道に乗ったときに、
こんな心温まる場面に遭遇するかも・・・?

もし素敵な公共交通ストーリーに出会ったときは、ぜひこの前橋交通ポータルのお問合せフォームからお知らせくださいね💌

 

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