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2024.06.18
バスや電車に乗るだけで心身ともに健康状態を向上できるとしたら?
新鮮な空気を吸うこと、活動的であること、そして過剰なストレスを避けることが、より健康的な人生を送るためのポイントであることはご存じでしょう。
公共交通を使うということは、まさにこのすべて満たしているのです。
本日は、アメリカ公共交通協会(American Public Transportation Association)による調査結果をまとめたこちらの記事から、公共交通を使う6つの健康メリットについてご紹介します!
ちなみにアメリカ公共交通協会は,全米およびカナダで事業を展開する各交通モードの事業者や、州や市といった政府機関・大学・コンサルタント~デベロッパーに至るまで、幅広い分野の多彩なメンバーで構成されています。
日本からはJR東日本や東京メトロが、そのほかロンドンや香港・シンガポール・台北など世界各地の鉄道事業者も加わっているグローバルな組織です!
1公共交通利用者はより活動的!
公共交通利用者はバス停・駅や最終目的地まで歩くことになるので、利用しない人と比べて、1日あたりの運動量が3倍以上となります。公共交通利用者は約19分、非利用者は約6分という調査結果です。
アメリカの疾病管理センターでは、早歩きなどの適度な運動を1日あたり22分行うことを推奨していて、活発であることが様々な病気になるリスクを軽減できるとしています。
忙しい現代社会を生きるあなた。
わざわざジムに行かなくても、日常の中で無理なくアクティブになれます。
2公共交通はより安全♡
バスに関連する事故での死亡率は、自動車による事故と比べて20分の1という調査結果です。
自動車事故では年間何万人もの人が亡くなっていて、特に44歳以下の若年層の死因の上位のひとつということ。多くの怪我人も発生しています。
公共交通を利用することで、この脅威から免れることができますし、更に、これはアメリカ特有かもしれませんが、公共交通の利用が多いエリアでは、より治安が良く犯罪率が低いという傾向があるそうです。
前橋市でも、特に自転車と自動車の事故が要因となっている不幸なニュースが後を絶たず、車や自転車などの個人単位で移動する乗り物の危険性がうかがえます。
3公共交通はストレスを減らす
公共交通機関があることで、さまざまなレクリエーション活動へのアクセスがよくなり、他の方法では参加できないイベントに参加できるようになります。
また、研究によると、運転手や同乗者に挨拶するなどの見知らぬ人とのさりげない交流も、幸福感の向上に役立つことがわかっています。
例えば赤城山のハイキングに行ってみたいとき。
運転免許と車は持っているけど、慣れない山道の運転はちょっと怖いという方いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな時にバスがあると安心、そしてハイキングでストレス解消です♪
4公共交通は新鮮な空気を保つ
大気汚染は、毎年交通事故と同じくらいの死者を生み出していると推定されています。
しかしバスなら、特に最新技術を活用した新型のディーゼル車や電気自動車では、乗客1人とキロあたりで考えたときに、大気汚染物質排出が通常の自家用車より抑えられています。。
自家用車や公共交通含むすべての交通関係の乗り物は、環境破壊の原因である温室効果ガスを排出してはいますが、やはり大量輸送である公共交通が環境にやさしいということは言うまでもありません。
5公共交通で節約になる
「手頃な交通手段」とは、一般的に、個人の移動にかかる費用が家計の 20% 未満であることと言われています。
自動車を1台保有するには毎月のガソリン代・駐車場代のみならず、保険や修繕にかかる維持費等、家計の大きな負担となります。
一方で公共交通を利用することで、個人で車両を購入して運転する必要性を軽減し、1世帯あたり年間約 6,251 ドル=日本円で約100万円の節約という調査結果が出ています。
公共交通利用の積み重ねは一見すると高くなりそうに感じますが、実際に計算してみるとそうではないことがわかると思います。
特に、大人1人がそれぞれ車をもつ前橋市では、その節約効果は相当な額になりそうです。
6人生が豊かよりになる
65歳以上のアメリカ人への調査によると、 運転しない人はする人に比べて、医者へ行く頻度・買い物やレストランへ行く頻度・社会的活動などが少なくなる傾向にあるとのこと。
しかし公共交通を利用することで、運転しない人もする人も等しく移動することができます!
前橋市では車に依存しがちな毎日を送っている方が多いと思いますが、高齢期や不測の事態等により運転をやめたとき、急に移動範囲が狭まってしまうことは容易に想像ができます。
日頃から公共交通に少しでも慣れておくことは、未来の自分のより豊かな毎日に繋がります。
公共交通を利用する6つの健康メリットをご紹介しました。
いろいろなライフパターンがある中で、これがどんな場面においても必ずしも正解!という訳ではありませんが、公共交通を使ってみようかな?と思っている方へ、ひとつの考え方として参考になればと思います🎵