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2023.05.25
公共交通に関するさまざまな情報をお届けしている「公共交通レポート」。
今回は「前橋交通ポータル・中の人」が、GunMaaSを使って私鉄沿線を散策してみました。
■GunMaaSとは?
まずみなさん、「GunMaaS」という言葉はご存じでしょうか?
Gunは群馬県の「群=Gun」。
MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、電車・バスなどの公共交通やその他移動サービスを一括で検索や予約・決済ができるサービスのことです。
ちょっとイメージしづらいでしょうか?
ざっくり言うと、切符やカードを都度買わずスマホひとつで電車やバスに乗れたら便利だよね!という発想で生まれたサービスです。
群馬県内で使えるMaaS=GunMaaSという訳です。
今回はそのGunMaaSを使って上毛電鉄とわたらせ渓谷鉄道に乗り、各鉄道の沿線を散策してきました。
■cogbeに乗って中央前橋駅へ移動
まずは前橋駅からシェアサイクルのcogbe(コグベ)を借りてみます。
電動自転車でものすごく楽ちんですよー〇
料金は15分50円。
前橋市民の方ならマイナンバーカードの認証をすれば、15分25円から乗ることができます。
歩くと億劫な距離も、自転車ならスイスイ到着です👏
■上毛電鉄にGunMaaSで乗車
今回は中央前橋駅から赤城駅まで電車に乗ってみます。
上毛電鉄に乗る時は「上毛電気鉄道赤城山麓1日フリーパス」が使えます。
1日フリーパスは通常は各有人駅と本社で販売されていて、大人1,300円・こども650円で購入ができますが、GunMaaSを使うとオンライン購入が可能。
さらにマイナンバーカードを使い前橋市民認証をすると市民限定価格の大人800円・こども400円で購入できちゃいます!
GunMaaSで購入したフリーパスは、改札にあるリーダーにタッチしてGO!できます。
駅によってはリーダーがないところもあります。
その場合は、降車する時に車掌さんや駅員さんにフリーパス画面を提示してください。
上毛電鉄は車窓から見える景色がものすごく綺麗でおすすめです。
フォトコンテスト等も実施していて、いわゆるエモい景色が楽しめます。
■赤城駅へ到着
景色に見とれていたら、あっという間に赤城駅に到着しました。
赤城駅にはリーダーがないので、改札の駅員さんにお見せしました。
今日はここから、わたらせ渓谷鉄道の大間々駅まで1kmほど歩いていきます。
わたらせ渓谷鉄道では、大間々駅から桐生駅まで乗ります。
美しい山々が映えていて、非常にのどかで風情を感じます。
大間々駅に到着。大間々駅にはリーダーがありますね。
ここもピッとしてGOです!
大間々駅は、非常に雰囲気があって良い駅です。
わたらせ渓谷鉄道も車窓からの風景が良い鉄道です。
外の景色を見ながら乗っているとあっという間ですね。
桐生駅に到着。
わたらせ渓谷鉄道では、下車する時に車掌さんにGunMaaSのフリーパス画面を提示すると清算済証を発行してくれます。
これを改札の駅員さんに見せると、改札の外に出ることができます。
■近くのお店で「いただきまーす!」
そろそろお昼の時間。
この日は、なんだかさっぱりしたものが食べたい気分だったので、うどんをチョイスしました。
<うどん処 利平さん>おろしうどん800円
強いコシの麺にダシの効いたつゆとたくさんの大根おろしが絡みあって、これからの季節にもってこいのさっぱりの王道のようなうどんでした。非常においしい。
さぁ、食事も終えたところで、再度上毛電気鉄道に乗って西桐生駅から中央前橋駅までの帰路につきます。
帰りももちろんGunMaaS。
中央前橋駅から赤城駅の間で使用した1日フリーパスを帰りも使用します。
西桐生駅周辺には、たくさんの学校があって、電車も学生さんでにぎわっています。
きっと西桐生駅はそういった学生の思い出の場所になるのかぁなんて考えながら、中央前橋駅着。
■GunMaaSを使ってみて
今回は、GunMaaSを使って上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鉄道の沿線散策をしてみました。
新しい発見もあり、非常にいい散策でした。皆さんもぜひ、GunMaaSを使って便利でノスタルジックな旅に出かけてみてはいかがでしょうか。ルートを決めていくも良し、あえて計画をつくらないでフラっと出かけるも良しだと思います。
今回は主に電車の利用をお伝えしましたが、バスも一緒に使えるのもGunMaaSの強みです。
使ってみれば意外と簡単ですので、ぜひ使ってみることから始めてみてください。
~編集後記~
うどんのつゆが美味しくて全部飲んでしまいました。。。
※GunMaaSは群馬県新モビリティ推進協議会が提供するサービスです。
お問合せは群馬県交通イノベーション推進課へお願いいたします。
https://lp.g3m.jp/